筋トレしている方にオートミールがおすすめな理由を解説します。ダイエットや体質改善に効果があることで注目されているオートミールですが、実は筋トレとの相性も抜群です。オートミールを食事に取り入れて、効率的に筋トレの効果を実感しましょう。
近年、筋トレをしている人から、オートミールが注目されていることはご存知でしょうか。 オートミールは小麦やとうもろこしと同じ穀物類のオート麦を加工した食品です。 オートミールはシリアルのようなものと思っている方も多いかもしれませんが、実は筋トレと非常に相性のいい食品です。 今回は筋トレしている方にオートミールが良い理由を解説します。 オートミールを食事に取り入れて、健康的に筋肉量をアップさせていきましょう。
オートミールはどのような食品?
オートミールは穀物類であるオーツ麦を調理しやすいように加工した食品のことです。 オートミールは、オートグローツ、スティールカットオーツ、ロールドオーツ、クイックオーツの4種類がありますが、日本では平らな形をしたロールドオーツが一般的です。 低カロリーで栄養バランスがいいことで知られており、スーパーフードとして人気が高まっています。
オートミールが筋トレと相性のいい4つの理由
ダイエットに効果的な健康食として知られているオートミールですが、筋トレとも相性がいい食品です。 どうしてオートミールは筋トレとの相性がいいと言われているのでしょうか。 その理由を説明します。
1. 豊富なタンパク質
筋トレをする上で欠かせない栄養素といえばタンパク質です。 タンパク質は筋肉の素となる栄養素で、筋トレで筋肥大するためには十分なタンパク質を摂取している必要があります。 タンパク質が不足している状態で筋トレをすると、今ある筋肉が分解されてしまうため、頑張ってトレーニングしても思うように筋肉がつきません。 主食として選ばれる食品には白米や玄米がありますが、100gあたりに含まれるタンパク質量は白米で6.1g、玄米で6.8gしかありません。 しかし、オートミールの場合は、100gあたりに13.7gのタンパク質が含まれており、他の炭水化物と比較してもタンパク質含有量が非常に高いです。 ハードに筋トレをしている人は、体重1kgあたり1.6〜1.7g程度のタンパク質が必要と言われています。 体重70kgだとすれば、1日に必要なタンパク質量は112〜119gです。 オートミールだけでは必要なタンパク質量を摂取できませんが、主食でも効率よくタンパク質が摂取できるため、筋トレをしている人が積極的に食べたい食品といえます。
2. 腹持ちがいい
オートミールは食物繊維を豊富に含んだ食品です。 食物繊維を多く含む食品は、体内での消化が緩やかで、腸内をゆっくりと移動していくため、腹持ちがいいと言われています。 また、オートミールの中でも日本で一般的なロールドオーツは、噛みごたえがあるのが特徴のため、しっかり噛んで満腹感を得やすいです。 筋トレをして食事制限をしていると、どうしても空腹に悩まされやすくなります。 腹持ちのいいオートミールなら、低カロリーなのに満腹感を維持しやすいので、ストレスも軽減されるでしょう。
3. 便秘改善効果がある
筋トレと食事制限に励んでいる人が悩まされやすいのが便秘です。 筋トレを意識した食事制限は、タンパク質を含む食品を多く食べる一方で食物繊維が不足してしまう傾向にあります。 便秘の改善には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を1:2の割合で摂取するのがいいと言われていますが、オートミールは二つの食物繊維をベストバランスで含んでいるのが特徴です。 腸内環境も整えてくれるので、腸が正常に動き、便秘を解消に導いてくれます。
4. 良質な脂質が摂取できる
筋トレをして筋肉量をアップさせるためには、脂肪の燃焼を高め、血行を促して代謝をアップさせる良質な脂質も欠かせません。 オートミールにはオレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸も豊富に含まれています。 不飽和脂肪酸は体内では生成できない栄養素なので、食事で摂取しなければなりません。 オートミールは不要な脂肪を落とし、筋肉量をアップさせるために必要な不飽和脂肪酸が効率よく摂取できます。
オートミールを効果的に食べるポイント
筋トレをする方に知っておいてほしい、オートミールの効果的な食べ方を解説します。1食30〜50gを目安にする
カロリーオーバーを避けるために、オートミールは1食あたり30〜50gを目安にしましょう。 低カロリーのオートミールですが、これ以上食べると太ってしまう原因になります。 不足しているタンパク質は他の食品で補うようにしてください。筋トレ前に食べる
タンパク質を効果的に筋肉に変えるためには、筋トレ前にオートミールを食べるのがおすすめです。 オートミールは炭水化物でもあるので、体を動かすエネルギーにもなります。